塩化リチウムも湿度計センサーの一つ

対象物の水分量を計測するのが湿度計センサー、色々な種類がありますが塩化リチウムも湿度計センサーの一つとして活用されている化合物です。塩化リチウムは、リチウムと塩素で構成されるイオン性の化合物で吸湿性があり水に溶けやすい性質を持ちます。他の化合物でもある塩化ナトリウムや塩化カリウムと比較すると、メタノールやアセトンなどのうおうな極性の有機溶媒によく溶けるといいます。乾燥剤の効果があるので、これを応用して空気中の水分を吸収させて飲料水を作ることもできるようです。

露点湿度計センサーには、圧力が一定の状態のまま気体を冷却して露の検出から露点を求める冷却方式と、塩類の水溶液の水蒸気圧と温度および濃度の関係から露点を求める加熱方式に分類されます。加熱方式の塩化リチウム露点計の場合、塩化リチウム溶液を感湿素子表面に塗布して、塩化リチウムの吸湿性を使い露点を求める仕組みを持ちます。再現性や応答性が評価されるので、温度変化が少ない環境内での湿度管理や調整などで使われることが多いといいます。電子式湿度計センサーは、電子機器などで使用されていることが多いタイプです。

吸湿性物質を使用しているのが特徴で、物質の水分吸着量が相対湿度に依存することを応用利用した湿度計センサーです。電子式の吸着物質には、セラミックスや高分子膜などが使用されて相対湿度変化が静電容量変化(コンデンサ型)もしくは抵抗値変化(抵抗型)となり、直接電気信号(アナログ)で取り出せます。

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