温度計のセンサーについて

温度計センサーは実は非常に多くの機器に組み込まれて利用されています。何のために用いられているのかは、だいたいのところは予想がつくでしょうが、温度を検知し、自動的にその機器を動かすためです。例えばエアコンはその一つの例で、はるか昔の前世紀のエアコンは、スイッチをオンにするといつまでもその状態で風を送り続けるようなものもありましたが、今どきそんな製品はありません。予め室温を設定しておけば、その温度になるまで運転が継続されるものの、ひとたび目標の温度に達すると自動的に運転がストップするなり、風が非常に弱くなるようにできています。

これはつまり温度計センサーが内蔵されていて、室温を検知し、設定された温度に達したのかどうかが分かる仕組みになっているからです。ほぼ同様の仕組みを持つ機器には冷蔵庫があります。冷蔵庫の場合はエアコンとは異なって、ユーザー自身が庫内の温度設定をすることはほぼありませんが、予め設定された温度になるまでは冷却装置を作動させ、その温度になれば装置を止めるようにしていますし、その状態で庫内の温度が上がって所定の温度に達すれば、再び装置を作動させられるようになっています。これも同様に温度計センサーがあって初めて達成できることになります。

このように、温度によって動作を自動的に制御する仕組みを持つ機器には必ず温度計センサーがあります。家庭内では例えば電気ポット、オーブントースターなども含まれます。

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